りょーせーほっさせーとーいめまいショー。と読む。「耳にこだまするシュールな言葉、世界をぐるぐる回る」と歌った翌日、ワタシはこのスペクタクルなショーに襲われた。
我ながらポンコツな脳である。耳石よ、あんたはやらんでええねん、て感じである。
病気について知るには、このサイトが最も内容が密と思われた。京都の鈴木医院さんのサイト。↓
↓以下、自分用に一部抜粋。
正常では
⇒頭が傾く
⇒半規管のパイプ（図の輪っか）の中のリンパ液が動く
⇒パイプ内部のセンサーが刺激される
⇒動きに応じ電気信号が発生
⇒送られてきた信号を元に脳が傾きと対応を計算
⇒足はこれだけ踏ん張れ、目はこっちを向け、などと命令する…といった働きが連鎖しておきる。
しかし、この三半規管内部にゴミ（耳石）が貯まることがあり、このゴミが動くとめまいが起きる。これが「良性発作性頭位めまい症」です。
つまり…
⇒リンパ液と一緒に、パイプの中でこのゴミがゴロゴロと動く
⇒ゴミのせいでリンパ液も余計にたくさん動く
⇒ゴミが激しく動くために、三半規管内部のセンサーが余計に刺激される
⇒傾いた時の信号だけでなく、ゴミ由来の余計な信号がたくさん発生
⇒足の裏や目からの情報はそんなに傾いていないはずなのに、耳からは「めちゃくちゃ傾いています！」といった内容の情報が届いてしまう
⇒脳の計算が大混乱する
⇒体への指令も大混乱する
⇒ひどい場合はゴミ由来の余計で強い信号が、脳の嘔吐の働きを担う部分まで過剰に刺激
⇒強い吐き気が発生する…つまり、少ししか傾いていないはずなのに、三半規管の内部のゴミがゴロゴロ動いて、そのゴミのせいでまるで大きく傾いたかのような間違った情報が発生し、それが脳を混乱させます。そして脳が混乱した結果、めまいと、時に吐き気が生じます。
耳からの過剰な傾きの情報を打ち消すために目が動き、またその目の動きで景色がぐるぐる動いているように感じることがめまいそのものです。
ゴミの塊が割れて、大きな塊が減って小さなかけらになってくると、三半規管内部のセンサーに対しての影響も減り、めまい感が弱まってくる＝治ってくる。
三半規管の中のゴミ（耳石）は粘っこい砂のような性質のため、辛いからと言ってじっと寝てばかりいると、またもゴミ同士でお互い結びついて次第に大きな塊となる。
メンタルへの悪影響について。
「めまいが起きそうで怖くて仕方がない、何もしようと思えない」という場合は、重症の「めまい恐怖症」になっている場合があります。実際、めまいが起きた時は、世界が終わるのではないか、死んでしまうのではないかという強い恐怖を伴う。
頭の中の小さなゴミが、自らの脳を妨害し混乱させ、めまいと吐き気を催させるための誤った指令を発動させる...一言で言うとそんな自滅病ですね。まぁワタシの人生ずっとそうですね！つって笑！
私の場合、寝床から起き上がる時と、横になるときに、激しい回転性のめまいが発生する。まさに、遊園地のコーヒーカップに乗ったあと、数十秒間めまいで歩けなくなり、へたり込んでゲロりそうになるかんじである。また、飲み物を飲むためや、棚の上の物を取る時、目薬をさすために上を向いた時にもなるし、お皿を洗ったり、まな板で食材を切ったり、髪を洗おうとしたり、何かを拾おうとして下を向いた時にもなる。なるべく頭を真正面に向けていないと怖い。敏感な毎日でつらい、となる。
一応、歩くことはできるが、ゆっくりゆっくり、年配の方みたいな速度でしか歩けない感じ。脳が大混乱して疲れているらしく、さきほど夕方の人混みの駅の中を歩いたら、30分でギブアップして帰ってきた。まるで、すごく繊細な猫のような感じ。情報過多は疲弊した脳には処理が無理、って感じになる。
この症状には、強烈なやつは大体3年に一回くらいで襲われる。2014年ごろにもなって、思えばあれはこの病気の始まりだった。その時は病院に行ったが、「原因不明」と診断され、病院で半日寝かされ、気休めの点滴を打たれ、8000円払い、何も治らずしばらく症状が続き、むかついてしばらく病院嫌いになった経緯があった。
数年前、大通のめまいクリニックに行ったらこう言われた。
「酔い止め飲んで、ゲ〇バケツ横に置いて、横になったり起き上がったりをバタンバタン繰り返し、頑張ってたくさんめまいを発生させると、早く治りますよ。安静にすればするほど長引きます。」
そうだったのか。前回は安静にしてしまったため、これが2ヶ月くらい続いた。今回はがんばってやろう。
ということで、今朝はこれを12セットやった。寝てぐるぐる、起きてぐるぐるでひとセット。計24回、毎回つらいめまいが約7秒。
まったく孤独な荒療治。ドSとドMの脳内デスマッチ。世界は回るよ今何時？である。
治療セット。かなりつらいので励まし用猫写真。。ギリギリ感が伝わる。。
というわけでこんなブログ書いてないでこのつらさを歌詞にしたいものである。これからまた10セットくらいやろう…。歌詞考える時間にしよう…。
あなたの周りでめまいで悩んでる人、これかもしれませんよ⭐︎
追記
３日目の夕方、気づくと下を向いても目が回らなくなっていることに気づきました！
それまでに寝てぐるぐるで一回、起きてぐるぐるで一回と数えて、それを計80回くらいやりました。そのうちに、耳石が割れて小さくなったようです。よかった！
しかし、メンタルにはかなり来ました。いやがる自分を自分自身でコーヒーカップに乗せ続けるいじめをするようなものですので。ぐるぐる回ってるうちは非常に苦しくてうわああって声が出るくらいつらい感じです。でも私はあまり無理せず、激しく回り始めたら、あまり激しく回る方向に頭を向けずに、すぐに1秒でそんなに回らないほうに頭の向きを戻すようにしていました。朝10回やった後、夜にも10回やった後すごくメンタルが落ち込んで、「もうずっとこのままつらい作業をしなければならないのかもしれない。ずっとこのポンコツな頭のまま生きていかないといけないのかもしれない。終わった。」みたいになったので、その日はそれでやめにして、自分を甘やかすことにして、頑張ったご褒美にアイスクリームを食べて、じゃがりこ食べながら見たかった映画を見てたら、メンタル面はかなり回復しました。めまいで悩んでいる方にとって、少しでもこの記事が参考になると嬉しいです。
お大事に。
