ネコヤマンガ

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シンガーソングライターとアレンジャー(編曲家)の微妙なモヤモヤについて

5:23「鼻歌みたいなやつをガツガツオーケストラアレンジしても権利は鼻歌歌った人にある。編曲した自分には印税は入らない。」「印税一円くらいの時もあるし。」

このモヤモヤわかる。

シンガーソングライターと一口に言っても、だいぶいろんな種類に分かれる。鼻歌と、EやAなどの簡単なギターのコードだけをボイスメモに録音して、パソコンのことは全然わからないからアレンジャーさんに一任というシンガーソングライターもたくさんいるし、一方で、藤井風みたいにピアノでアレンジできちゃう人もいるし、さらにVaundyみたいに楽器もパソコン作業も全部自分で完結できるシンガーソングライターもいる。名称がひとくくりなのがよくないと思う。


私はデモ音源をかなり作り込む。ほぼ完成形の状態までは頭の中で鳴ってるし、基本的なパソコンの作曲ソフトが扱えて大体の形にはできるから作るんだけども、ただ、作曲ソフトの詳しい扱い方がよく分からない。音源のプラグインの設定とか、リバーブのかけ具合とかよくわからない。習えばいいのだろうけど、経済的にも時間的にも私の知能的にも余裕がないので、分業に行き着いた。

ということで、プロの編曲家さんに頼んだとて、「編曲・〇〇」とその方の名前が書かれたら、「わぁ、あの有名な〇〇さんに素敵な編曲してもらったんだね!いいねぇ!」って友達に言われた時に、「いや、うーん、ほとんど私が編曲してるんだけどなぁ。ピアノも私が弾いたし…」と思ってモヤモヤしたことがあった。仲のいい人には言うけど、知らないリスナーの方に「いや、あれはほとんど私がアレンジして、ピアノを私が弾いたんです!」とか言えないし。興ざめすぎる。まぁ2025年の今の時代なら、YouTubeで生配信とかして「このピアノはワタシが弾いたんですよ〜!あ、このひゅるる…て音は〇〇さん」みたいに言えばいいのかもしれないですけどね。

されど実際、編曲家の方もたくさんの時間と労力をかけて私の拙いドラムの打ち込みをし直してくださったのは事実。また、楽曲から得たインスピレーションで生楽器を足して新たな創造をしてくださったことも事実。それもなんだか素敵だったり。そして結果、とても素敵な楽曲になって感激した事は事実。

 

クレジットには

「編曲・MASAYO KASENO/

  ストレングスアレンジ&編曲補佐・〇〇」って記すのが正しいのだろうと思う。

 

それで、収益の分配方法とかも、歌手、作詞家、作曲家、編曲家、編曲補佐人・録音屋さんで平等に分けたらいいんじゃないかなぁと思う。

 

編曲家(アレンジャー)問題は、音楽好きなリスナーの皆さんもちょっと頭の隅っこ置いていただけるとうれしいです。

 

そしてここまで書いて、やはり自分1人で全部やれたらいろんなことが簡単であることにあなたお気づきだろうか。目指せVaundy!