ワタシはペーパードライバーを脱したい。取りたての免許で２０歳の夏、神奈川県は平塚の海まで、数名を乗せて深夜の町田駅前からドライブしたことがあった。ワタシ以外、免許保持者がいなかった。「いいや、そんな危険なことはできない」と、ワタシは再三断ったのだが、「そうだ、今、海に行きたい」という、退屈した若者たちの青春爆発欲求というか、 わけのわからぬ若いパワーに、ワタシは抗い切れなかった。緊張しながら、レンタカーを運転し、無事に海に着く頃には、空が白んでいた。
酒を飲んで波打ち際ではしゃぐ仲間たちをぼんやりと眺めながら、ワタシは独り、しらふで砂浜に倒れ伏して寝ていた。もう酒を煽りたい気分だが、家に帰るまで、勿論、飲めない。申し訳なく思ったらしい仲間から、リポDのさし入れをもらった。それをウツロに飲み干しながら、「責任を負わされ、自己犠牲の上に、人から心底感謝され、敬服されること」について、ぼんやりと思いを馳せたワタシだった。大人って、いっつもこんな感じなのかな、とか思った。
しかし、今考えると、本当にただただ恐ろしい。無知と無謀はひとセット、若者とは、馬鹿者である。
さて、前置きが長くなった。
それ以来、道内の田舎道を数回ドライブした程度で、見事にペーパードライバーを喫しているワタシであるが、ペーパードライバー講習受講を考えている。その前に、道路交通標識を思い出したい。よってこの動画を見ている。
図書館でこれらのような本も予約した。
ペーパードライバーを脱した暁には、また海までドライブしよう。(今度は絶対一人で行く。)
