風邪がだいぶ治って咳も出なくなったので、引き出しを整理していたら、明治10年の二銭銅貨が出てきた。
サブカルミュージシャン系のワタシの祖父が持ってたものだそうだ。たぶん、1940年くらいから持ってたのかなぁ?祖父はワタシが一才の頃に煙草で早死にしたので、残念ながら詳細はわからない。
木村屋のあんパンは、明治38年には、1個1銭だったそうだ。 よって、おそらくこの二銭銅貨は、明治10年の500円玉みたいなものか。 100銭で1円である。148年経過して、物価がおよそ25000倍に膨れ上がったことになる。https://manabow.com/zatsugaku/column06/2.html
「明治10年 うな重(並) 20銭」
「 明治8年 理髪料金 10銭」
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000244647&page=ref_view
明治10年には、西郷隆盛とかヴィクトリア女王とか、エジソンとかが生きていた。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/1877年
1月1日 - 英ヴィクトリア女王がインド女帝に即位
2月15日 - 西南戦争( - 9月24日)
3月チャイコフスキーバレエ「白鳥の湖」初演(ボリショイ劇場)
4月 東京大学(旧制)設立
5月 クラーク博士離日
12月6日 - トーマス・エジソンが、自身が発明した蓄音機で初めて人の声を録音する
...とまぁ、この銅貨は148年前のそんな頃のものなんだなぁと思うと、なんだか感慨深い。
金をめぐって争いばかり、地球を破壊し続ける人間たちに、この銅貨は、何をか思すらむ。