私は憤っている。そのため、この記事を書いた。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/マリエ_(モデル)
On April 4th, Marie (33) posted on Instagram and said when she was 18 she was asked to have a sexual relationship by Shimada Shinsuke (65). Degawa Tetsuro (57) who was present at the meeting (along with the comedians of Yarusenasu) reportedly encouraged Marie to have a physical relationship with Shimada. When she refused, she wasn’t able to appear on the program with Shimada”.
私は2015年の3月に、「ニューヨークとやらを見てみむ」とて、一人でふらふらニューヨークを訪れた。「ほほ、これがかの有名なる、まんはったん」とて弥生の紐育をそぞろ歩きけるに、ふと道端のフリーペーパーを手に取りて、ペラペラめくり、Marieを発見した。
マリエ。彼女はかつてとても有名なタレントで、かつてはいつもテレビで見かけていたが、2015年頃には、とんと見かけなくなっていた。
フリーペーパーの彼女は、疲れた様子で、だけど肩の力が抜けた様子で、「日本の芸能界でなんか嫌なことがあって、ニューヨークに移住したんだろうなぁ。」と、直感的にワタシは思った。「ニューヨークってすごい偉大〜」などと阿保丸出しで嘯いたワタシは、その後、"マリエ"のことなどすっかり忘れていた。
それから6年たった2021年、このニュース記事を読んで震撼した。
「 マリエの「枕営業」告発が、テレビや新聞で完全スルーされる本当の理由」牧野洋
2021/04/20
https://president.jp/articles/-/45311?page=1#goog_rewarded
↑全て読んだ。ドン引きであった。島田紳助に、出川哲郎に、それらを全く話題にしないことでつまり性犯罪者らのグルであるテレビ新聞雑誌の連中に。
ただただ、それらが許しがたい。
それでワタシは、「出川哲郎がいまだに普通にCM出てるのが許せない」と、Xかブログかどっかに書こうとしたら、先のこの動画がフィードに流れてきた。
数日前、この動画の存在を初めて知り、視聴して、ちょっと泣いた。
Marieさんご本人が同じことをとても強い語気でおっしゃってらした。 「出川哲郎がいまだに普通にCM出てるのが許せない」まったくだ。まったくだよ、Marie‼︎
↓このCMシリーズを見るたびにワタシはムカムカし、絶対にY!mobileなんか使うものか去ね‼︎と、ワタシは何年もとにかくムカムカしてきた。
「私、明日あたりに島田紳助の関係者に殺されるな」とおっしゃってらして、女の子をこれだけ追い詰めて、怖い思いをさせて、許しがたいことだと思った。その理性を皆さんには持っていて欲しい。あなたは笑うのか、やるせなすだかなんだかのように。
以下、牧野洋氏の記事より引用する。(太字は、ワタシが共感した部分です)
残念ながら日本のジャーナリズムの現状はお寒い限りだ。モデルでタレントのマリエによる「枕営業」告発がネット上で激震を起こしているというのに、大手新聞・テレビ局は完全にスルーしているのだ。
なぜなのだろうか? 「古い話で裏も取れていないから報じる価値なし」「一芸能人の暴露話に付き合っていられない」などと思っているのだろうか?
だとしたら大間違いだ。マリエの告発は公益性が高く、報道機関が最優先で取り組まなければならないテーマだ。芸能界全体にセクハラが蔓延し、大勢の女性が被害に遭っている可能性があるのだから。
マリエの告発は実名入りで衝撃的だ。15年前の18歳当時、当時テレビ界で売れっ子だった島田紳助から肉体関係を迫られ、現場に居合わせた出川哲朗やお笑いコンビ「やるせなす」からも煽られた。その後、紳助司会の番組を降板させられたという。
確かに現状ではマリエの証言以外に証拠がなく、どこまで本当なのか分からない。だからといって大手メディアがスルーする理由にはならない。自ら裏取りすればいいのだ。報道機関にとって裏取りは競争力の源泉なのだから、当たり前のことである。被害者側に証拠集めを丸投げしているのであれば、報道機関として失格だ。
告発者を全面支援する米大手メディア
言うまでもなく、被害者側の話を一方的に伝えていてはピュリツァー賞にはかすりもしない。両メディアは加害者のワインスタイン側も含めて多角的に取材している。ニューヨーク・タイムズ紙を見てみよう。同紙は被害者の説得に当たるとともに、何カ月もかけて裏取り取材に奔走している。
インタビュー、裁判記録、電子メール、社外秘文書――。証拠集めのルートはさまざまだ。証拠はワインスタインと被害者の間の守秘義務契約を含み、インタビュー相手は現従業員・元従業員や映画業界関係者ら何十人にも及んだ(ワインスタインは有力映画会社ミラマックスとワインスタイン・カンパニーを経営していた)。
大きな違いが一つある。マリエは孤立無援なのだ。大手メディアから完全に無視され、ネットや週刊誌上で話題になっているにすぎない。なぜなのか? 大手新聞社で社会部経験のある現役ベテラン記者に匿名を条件に聞いてみたところ、新聞界は以下の理由で消極的であるという。
第一に、「われわれは次元の高い問題を扱っている」というゆがんだプライドを持っている。そもそも芸能ネタにニュース価値を見いだしておらず、枕営業は仮にあったとしても下品であり論外と考えている。
第二に、ジェンダー問題に対する感覚がマヒしているため、時代に追い付けていない。マリエの告発は「芸能界でよくある話」ではなく、女性の人権に直結するテーマであるのに、人権問題として取り上げる発想に至らない。
第三に、調査報道に真剣に取り組んでいない。「マリエはうそをついているかもしれない」と考えて訴訟リスクを気にしている。自ら証拠を集める気概を欠いている。だから「警察が動いた」「刑事告発が起きた」といった“事実”を得られなければ、何も書けない。
根っこにはメディアのコングロマリット(複合企業)化という問題もある。「メディア集中排除原則」があるにもかかわらず、日本では大手新聞社と大手民放テレビ局は系列関係にあるのだ。新聞社側からの“天下り”が民放テレビ局社長に就くことも多い。こうなると、テレビ局に牙をむいた勢力は新聞社とも敵対する格好になりやすい。
大手メディアが女性の性的被害に無頓着なのは構造問題なのかもしれない。各社とも女性役員をほとんど取り入れてないのだ。それどころか「男性・日本人・中高年・プロパー」と四拍子そろっており、多様性とは対極の世界にいる。これでは弱者に対する配慮が欠けるのも当然といえる。
実は、NHKはマリエの告発を取り上げる報道機関としては絶好の立ち位置にある。というのも、コングロマリットとは無関係であるうえ、事実上の税金である受信料で成り立つ公共放送だからだ。芸能界に忖度する必要はないし、資金力・取材力でも頭一つ抜けている。コストの掛かる調査報道であっても、その気さえあれば全面展開できるポジションにある。
しかしNHKも動き出す姿勢を見せていない。「15年前の話で証拠もない」と決めつけ、さじを投げているのだろうか。
そんななか、『週刊文春』が気を吐いている。マリエ本人にインタビューしているほか、紳助や出川側にも取材し、4月22日号で特集している。弱者の立場から権力をチェックする本物のジャーナリズムに一番近い日本メディアは文春かもしれない。
結局、文春が孤軍奮闘するだけで大手新聞・メディアは傍観するだけで終わるのか。
何度もこの記事を読んでほしい。あなたの家族がこの被害に遭ったらあなたはどう行動するのか。
どうして日本はいまだにこんなに人権意識が低いのだろうか。「女いじめてストレス発散。だって女なんか低次元な存在なんだから当然だろ」の、江戸時代かどこぞの発展途上国なのか、 2024年のジャパンは。
真面目で辛い話を聞いていただいてありがとうございました。こちらの猫で癒されてください。Marieちゃんの気持ちに寄り添ってあげてください。一本メッセージいれてください。「なんか知人が憤ってて、マリエさんの被害を初めて知って、共感しました。マリエさん、応援しています。」と。