うろこ雲、さば雲、いわし雲は、いずれも高度5000~1万5000キロ程度にできる「巻積雲(けんせきうん)」の俗称で、小さなかたまりがたくさん集まっています。ひつじ雲は、高度2000~7000キロ程度にできる「高積雲(こうせきうん)」の俗称です。
いずれもほぼ年中見られますが、秋は空が澄みわたり上空まで見通しがきくようになり、高積雲や巻積雲も見やすくなります。また、台風や移動性低気圧が多く近づく秋に多く見られることから、さば雲、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲は秋の季語になっています。
うろこ雲、さば雲、いわし雲、ひつじ雲は、低気圧や前線が近づいているときに現れやすいため、天気が下り坂になっており、雨が近づいているということが読み取れるそう。
昔から、「うろこ雲(いわし雲)が出たら3日のうちに雨」「ひつじ雲が出ると翌日雨」などの言い伝えがあります。
ふーん。