園芸にはまりだしてから、虫がかわいいと思えるようになった。
蛾はふわふわして可愛いし、マルハナバチは、ついおしりのふわふわを指でなでたくなる。「いかん、これは蜂である。」とハッとする。どちらも猫みたいな感じだ。
きれいなお花を見て、「うわー、あの花、綺麗〜」と感動しているはずで、それを花たちは競っているわけで、なんて美的センスの高い生物たちなんだろうと思う。そこら辺の人間たちよりもずっとすばらしい芸術的感覚を持っていると思う。
このコオロギも、確実に、私がこおろぎの演奏を気にいっていることをワタシの声色から理解していたはずで、呼びかけると返事をし、「はいはい、いますよ、わかったわかった。あーもー、今ちょっと休んでたんだけどな。しかたねーなー」と、めんどくさそうにまたリリリリリと演奏してくれたイケメンコオロギであった。
虫がかわいいといっても、ただし、にょろにょろ動く小さいやつはちょっと苦手である。まだ。私は昆虫を差別している昆虫レイシストである。
とか、あんまりそういうことを言うと欧米人がズキンと来るらしく離れていくので、あまり言わないようにしようとは思うのだが、つい言ってしまうワタシであった。
ワタシの攻めの発言にあなたはついてこられるか。そんなマインドに関しては、石丸伸二を見ていたら勇気をもらったワタシである。